魔女の青年・ヒューと普通の女の子・アンジェリカが、「魔女の家」で暮らすようになったある日。
突如、招かれざる客が訪れる。――それはかつて、ヒューが時を共にした「お師匠」の面影を残す来訪者。
彼女から手渡された一冊の“日記”により、暴かれる真実と狂いだす運命の行く末とは――?
普通の女の子であるアンジェリカと、魔女のヒューが共に暮らすようになったある日、
ひとりの招かれざる客が訪れる。
それはかつて、ヒューが人であった頃に「お師匠」と呼び慕った魔女に、
見た目がよく似た女性で…。
「これを処分してほしいの」
お師匠と遠い遠い血縁だというその女性は、僕に一冊の日記を手渡す。
・・・・・
”魔女は呪われし不死の存在”であること。
それ故に、”孤独に苛まれ、やがて精神を蝕まれる”こと。
そして…
『永遠の時から抜け出す方法は、”弟子に自らを殺させる”こと…。』
残酷な現実を知ったアンジェリカ。
そして、本当の意味での”孤独”を知り、精神(こころ)がゆっくりと壊れていくヒュー。
彼らの行く末とは――。
※本作は、『魔女の作り方』『私の魔女に願い事』の続編となっております。
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