エルダーエルフ。
疲弊した世界に現れる女性だけの種族。
黄金に輝く木の股から生まれ、現地の人間と交わり
優れた子孫を恵み与える使命を帯びている。
その身体は本来、あらゆる種族の雄との交配が可能であるため、
【万種の母】、【聖母】と呼ばれ、
発情した雄を引き付ける宿命にあった。
召喚儀式。
エルダーエルフと現地の人類とは相性が悪く、
例外的に子を成せない為、異世界から男性を召喚していた。
産まれた子供は【黒杖騎士】と呼ばれ、
人類を守護する役目を義務付けられ、
時に命を賭した献身を強●される……。
彼らの心身を繋ぎとめるため、
エルダーエルフ達には【賞玩(しょうがん)儀式】
と呼ばれる奉仕が強要されていた。
賞翫儀式。
異世界人とエルダーエルフとの混血児、【黒杖騎士】と呼ばれる者達に対する贖罪の儀式。
【本人の同意なく異世界人を拉致した罪】を償う事を名目に、
エルダーエルフ達は異世界人の子である彼らへの奉仕を行う。
輪●され、孕まされ、制限を超えて宿した命は間引かれる……。
「新たに召喚された異世界人の妻になれば儀式から解放される」。
その日が訪れる事だけが女達の希望であった。
ベガスラスは、脆弱な人類の住まう【救う価値のない世界】と、
欲望のままに己の身体を貪る男達に恨みを募らせてゆく。
画像サイズ1600×2400
フルカラー33ページ
所謂過去編です。