義母の誘い
そこは、瀟洒な和風邸宅だった。
広大な日本庭園に囲まれたその屋敷は、父の再婚相手、義母・さつきのものである。
「ようこそ、私の家へ。あなたのお父さんは、今日は遅くなるって連絡があったの。だから、今日はふたりきりね」
さつきは、息子のような年齢の青年・なおきに優しく微笑みかけた。
なおきは、父の再婚で突然できた義母に戸惑いを隠せなかった。年齢は35歳くらいだろうか。黒髪のロングがよく似合い、はっきりとした目鼻立ちは、可憐さと大人の色気を併せ持っている。
「ふたりきり……ですか?」
「そうよ。ねえ、なおきくん。あなた、もう大人なんでしょ? 今夜は、大人のふたりきりの時間を過ごさない?」
さつきの瞳は、誘うように揺らめいていた。
【音声収録時間】
07分27秒
【ファイル形式】
WAV
※この作品の紹介画像はAIで生成、加筆して制作しております。