ストレイ・プリンセス

ストレイ・プリンセス
世界を越えた少女たちの絆の物語
「異世界と友好な関係を作るための異世界外交官として働く少女、寿々木乃穂月(すすきのほつき)は、任務を通じて、世間知らずなお姫様であるカナタと、ポンコツボディーガードの少女アメリアと出会う。少女たちは、様々な思惑が交差する地球と異世界の戦争に巻き込まれていく。戦いのなかで紡がれる少女たちの絆の物語、開幕。」

●世界観
舞台は現代の日本。
異世界転移、転生が繰り返し行われ、地球から異世界に多くの老若男女が渡り、良くも悪くも大きな影響を与えている世界。
その数は正確には把握されていない。数十とも数百とも言われている。
中には大陸は同じで、生まれた、現れた地域だけが違うという場合もある。
異世界側としては、地球から転生、転移してくる人間をもて余していた。
転生、転移先の世界を救う人間もいた。
しかし多くの場合、与えられた特別な力に溺れて、逆に異世界を征服したり、豪遊して好き勝手に生きたり、スローライフを送るだけだったりと、とにかく混乱だけを招く人間が多かった。
地球からの転生、転移者は、異世界の人間からは外来種として扱われていた。
異世界に渡る地球の人間が増えたことで、地球という世界の存在が広く異世界に知れ渡ることになった。その過程で、地球の他にも、多くの多種多様な異世界が存在することが、各地の異世界で認識され始めた。
異世界の人間は魔法や神秘の力を駆使して、地球に繋がるルートを開拓した。これにより、異世界から地球への干渉を可能にし、また他の異世界との交流も始まる。
ただし、地球から異世界にくる人間は、反則的なまでに強い能力を獲得する傾向がある。これがなぜ地球人にだけ付与されるのかは謎のままになっている。
交流のルートは確立できたものの、相変わらず地球の持つアドバンテージは強いままになっていた。
そのせいで、地球が異世界に対して優位に立ち回るという構図が、自然とできてしまっている。
最初のうちは納得した上で交流を行っていた異世界側だったが、地球を共通の敵としよう、という動きが、一部の異世界の中に生まれる。
特に大きな影響力と規模を備えた九つの異世界が同盟を組み、地球に対して戦争をしかけ、敗北させることで植民地にしようという計画が発案され、それに向けて準備が進められていく。
「異世界共栄圏構想」と名付けられた政策を水面下で進める異世界が、地球に干渉してくる。
まもなく地球と異世界の血で血を洗う戦いが始まる。

という情勢下の地球、及び日本が世界観としてあります。

●今作の物語。あらすじ

異世界・シータリア王国で生まれたカナタは、国王が妻以外の女性に産ませた妾の子供。
産まれなかったことにされてきたカナタは、地球の人間に殺されることによって、異世界が地球に戦争を仕掛けるための口実として利用される。
そうとは知らずに、護衛の少女、アメリア・サンテックスと地球に渡るカナタ。
船で日本に移送される途中、海の上で襲撃に合う。
アメリアと、日本側のボディーガードとして雇われた寿々木乃穂月に守られて、なんとか日本にたどり着く。
カナタとアメリアは、シータリア王国の親善大使であるラブルトに騙されて、異世界からの訪問者を問答無用で排除することを目的とする組織の隠れ家につれていかれてしまう。
アメリアの奮闘もありそこを抜け出すが、行くあてのないアメリアとカナタは雨の中、土地勘のない日本をさ迷うことになる。
穂月の存在を思いだし、会いに行く。そこで保護されるが、アメリアとカナタが来たことで穂月も危険にさらされてしまう。
ラブルトは味方だと思い込んでいるアメリアは、穂月に保護された翌日、ラブルトに会いに行く。
ラブルトにとっては好都合。
待ち構えていたラブルトは、協力者のファルナを使ってアメリアとカナタを始末しようとする。
アメリアとカナタの危機を救うために穂月が駆けつけ、協力してファルナを退け、アメリアとカナタは本当の居場所を手に入れる。プロローグ
5:41

Tr.01 カナタ 独白
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Tr.16
10:202.アメリア・サンテックス
異世界・シータリア王国出身。18歳。

王族であるカナタのボディーガード。元は貴族のお嬢様。その名残で口調がお嬢様言葉になっている。
父親の不祥事(誰かに陥れられた説あり)により没落した家を再興させようと異世界に渡る王族のボディーガードを引き受けた。ボディーガードになるためには魔法が使えなければならない。そのための適性検査がありアメリアはそれをクリアしている。頭に水色の角(ツノ)が生えている。これが魔法を使える証でありクリアすべき適性検査の結果。魔法で水を操る。水流を銃の形にして、強力な水の弾を発射する。(超強力な水鉄砲のようなもの)他にも水流で障壁を作ったりと水を駆使して戦う。ツノ持ちは異世界でも立場の難しい人種であり必要とされる反面忌み嫌われもしている。地球でもツノを持つ人間などいないため、堂々と見せているわけにはいかない。そのためアメリアは普段、耳の着いた頭飾りでツノを隠している。窮地に落ちた家の事情を考えて自分を引き上げてくれたラブルトには並々ならぬ恩を感じている。融通が利かず頑固なくせに流されやすく他人を疑うということをしない。思い込みが激しく、真面目で不器用。ヘラヘラしている穂月のことが苦手。そんな苦手と思っていた穂月と協力していくうちに彼女に対する印象が変わっていく。

3 カナタ
異世界 シータリア王国の王族として地球に送り出される。

見た目は12歳くらいの少女。ただし狭い部屋で軟禁されたまま成長したため、精神年齢は見た目よりも幼い(8歳くらい)。白い髪の毛に白亜のツノを生やした神秘的な雰囲気の少女。
友人どころか家族もいなかった。狭い部屋から出されたことのないカナタは持ち込まれ36本でしか外の存在のことがわからない。カナタはシータリア王国の国王が外で好き勝手して産ませた妾の子供。国王の女癖の悪さは周知ではあるけど、だれひとりそれを咎められない。産まれなかったものとして扱われていたカナタは、地球に戦争をしかけるために利用されることになる。

4.ファルナ
異世界・シータリア王国の魔法使い。

燃えるような赤い髪の毛に黒いツノを生やした大人のお姉さん。 24,5歳
黒いツノはいくつか種類のあるツノの中でも最強のツノの色として名高い。強い力のある物質を支配する。ただしファルナのツノは後付けの偽物。強力な魔法の力と引き換えに強い苦痛を伴う。吐き気をもよおすほどの苦痛と引き換えてでも、ファルナは魔法の力を獲得したかった。そのくらいしなければ、生まれ変わって人生をやり直せないと思ったからだ。力を獲得したからといって簡単には変わらなかった。もともと持っていた世界に対する不満は更に大きくなり異世界も地球も全てに恨みを持つようになる。とりわけ「偽物のツノ」を産み出した地球からの転移者を強く憎んでいる。常に誰かやなにかを憎み恨み続けていないと自分を保てないくらいにツノが与える苦痛は大きい。

5.ラブルト
異世界・シータリア王国出身。

シータリア王国を代表して地球に拠点をおく親善大使的ポジションの女性。35歳。
野心家でプライドが高く、本性は高慢。
家柄とか価値の高いものに執着する。
地球からの転移者のせいで国の体制が変わり、家の身分や自分の立場に歪みが生じた。地位が貶められ、昔のように特別扱いされることはなくなった。親善大使として地球という異世界に拠点を置いているが、実際は誰もやりたがらない仕事を、家柄を口実に押し付けられて いる。
アメリアの父親とは昔からの知り合いで、かつての恋人。
アメリアのことは知っていて、利用しようと常々企んでいた。父親をかどわかし、母親を殺し没落させ、娘のアメリアに恩を売って懐柔し、国が求めている地球との戦争勃発の功労者 になろうと企む(戦争を起こすきっかけとなる事件を、ラブルトが起こし、国から注目される存在になりたい。評価を上げたい)
「悪魔の骨」であるツノをもつ人間を汚らわしいと嫌っている。

6.寿々木乃 ミサキ
穂月の母親。31歳。

月見野財団という資産家が組織した民間の異世界外交官組織に所属するボディーガード。
穂月にとっては父親にあたる旦那は現在消息不明。
同業者だった旦那は、ある日任務の後で穂月をひろってきた。幼かったのもあるが、穂月はこのときの記憶を忘れている。
実の子供でないとはいえ、愛情は変わらない。
大雑把で大胆なミサキの性格は、穂月に受け継がれている。
異世界外交官としての経歴が長いため、さまざまな異世界の人と交流がある。知識と経験が豊富で、へらへらしてはいても、頭はものすごくいい。優秀さを鼻にかけない。
柔軟な考えを持つため、アメリアやカナタを個人宅で匿うことに抵抗がない。
穂月とは親子でもあり姉妹でもあるような関係寿々木乃 穂月(すすきの ほつき) ・・・ ・ 川勝未来
アメリア・サンテックス ・・・・・・・・ 山田奈都美
カナタ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 藍本あみ
ファルナ ・・・・・・・・・・・・・・・ 道井悠
ラブルト ・・・・・・・・・・・・・・・ 山田麻莉奈
寿々木乃 ミサキ ・・・・・・・・・・・・熊谷海麗1.寿々木乃 穂月(すすきの ほつき)
身分:高校二年生 17歳

新人の異世界外交官。飄々とした性格の明るく前向きな少女。 母親の影響で異世界外交官として働く。主に異世界から来た要人のボディーガードをする。 父親は不明。物心ついたころには父親はいなかった。母親からは「どっかいった」としか聞かされていない。母親の話を推察するに、父親もこの仕事の関係者らしいので、異世界のどこかにはいるのではないかと考えている。愛銃はリボルバー。父親が昔使っていたものらしい。威力は高いものの六発しか装填できず、連射に向かず、再装填もオートマチックと違ってマガジンタイプじゃないため練度が必要。穂月は持ち前の器用さで、熟練のような手捌きで取り扱う。穂月の年齢に対して母親が若いのは、産みの親ではないから。薄々気がついているけど、母親に直接聞いたりはしてない。軽薄なのは執着のなさでもある。薄情なわけではなく、過剰に大事なものを作らないように 一線を引いている感じ。寿々木乃 穂月(すすきの ほつき) ・・・ ・ 川勝未来
アメリア・サンテックス ・・・・・・・・ 山田奈都美
カナタ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 藍本あみ
ファルナ ・・・・・・・・・・・・・・・ 道井悠
ラブルト ・・・・・・・・・・・・・・・ 山田麻莉奈
寿々木乃 ミサキ ・・・・・・・・・・・・熊谷海麗1.寿々木乃 穂月(すすきの ほつき)
身分:高校二年生 17歳

新人の異世界外交官。飄々とした性格の明るく前向きな少女。 母親の影響で異世界外交官として働く。主に異世界から来た要人のボディーガードをする。 父親は不明。物心ついたころには父親はいなかった。母親からは「どっかいった」としか聞かされていない。母親の話を推察するに、父親もこの仕事の関係者らしいので、異世界のどこかにはいるのではないかと考えている。愛銃はリボルバー。父親が昔使っていたものらしい。威力は高いものの六発しか装填できず、連射に向かず、再装填もオートマチックと違ってマガジンタイプじゃないため練度が必要。穂月は持ち前の器用さで、熟練のような手捌きで取り扱う。穂月の年齢に対して母親が若いのは、産みの親ではないから。薄々気がついているけど、母親に直接聞いたりはしてない。軽薄なのは執着のなさでもある。薄情なわけではなく、過剰に大事なものを作らないように 一線を引いている感じ。

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