俺が仕事でミスしたせいで愛する妻が孕まされ托卵
・総ページ数 全64ページ ・あらすじ 「ねえ、そんな暗い顔しないで。何も死ぬわけじゃないんだから」 僕はほとんど半泣きだったが、美華にそう言われたら顔を上げるしかなかった。 「でも、僕は本当にとんでもないことを...」 「まだ取り返しはつくわ。一緒に解決策を考えましょう」 取引先の重要な顧客データ。それを紛失してしまった僕はこれからクビになってもおかしくないだろう。 正直 言って、それ以外にどう責任を取ったらいいかわからない。 「ごめん... 情けない旦那で」 「何言ってるの。仕事は私にまかせて」 妻の美華は仕事のできる女性だ。 僕と二歳しか変わらないのにすごくしっかりもので、周りのひとにも慕われている。 それに比べて僕は、うだつの上がらない平社員。 なんで結婚してくれたのか、未だにわからない。 美人で気遣いもできて、誰もが羨む女性である美華は、こんなときでも気丈に振る舞い、僕を励ましてくれる。 部下である僕のミスは、美華の責任にもなるのに.... 「高野課長、杉山専務がお呼びです」 他の社員に声をかけられ、美華は頷いた。しかし、すぐに怪訝な顔をする。 「専務が直接私を...?」 「...