巫女

女神凌○冒険譚、第1弾！ 宇宙は一度終わり、そしてまた始まった。 その宇宙世界トゥルクティアの創世女神ニンマハは魔王ギンヌンガァプと永劫に等しい時間対峙し続け、魔軍に対抗するため7人の女神を生み出す。すなわち文明と時の女神タマシラ、虚偽と娼婦の女神ゴルダーフィード、美と愛と癒しの女神アプロス、法と正義の女神ユースティア、未来と若さの女神イズン、力と戦の女神エディゲ、そして詩と言葉の女神ヴァーチュである。 ニンマハと7女神は巧みなチームワークで魔軍を退けるが、何度目かの魔王を破った際「定命の呪い」を受ける。永遠の命を失い死すべき定めとなり、転生を繰り返す女神たちの中でヴァーチュは「常若の果実」をほかの女神たちに分かち与え、本来の寿命より早く落命してしまう。女神は天の輪廻、「神の繭」に生まれ変わるはずだったが、ヴァーチュは人の輪廻に転生、人間の少女「劉桂花」となる。 魔軍の猖獗が激しくなる昨今、戦力不足を痛感したニンマハはヴァーチュ捜索に乗り出す。そのころ、桂花は学園で空手部と文芸部の二足の草鞋を履き、アシハラ国空手チャンプに。 その日、桂花は学生会に協力、近隣の不良討伐に駆り出され、魔界...