君と最後の夏祭り6【セリフ付き10枚付き!美麗画像400枚収録】
【続編発売記念!1冊目をどこよりもお安く!!】 「お願い…、私と最後の思い出を作って…?」 キーンコーンカーンコーン・・・。いつものように学校から、チャイムの音が鳴り響く。 夏休み明けから、両親の転勤についていくことになった俺は、「この学校とももう最後になるのか」と校舎を見上げる。 (まあ、田舎の学校だったけど…。いい奴らばっかで、いいとこだったな) 転勤族の親を持つ者として、すでに転校には慣れていた俺だったが。そんな新参者の自分を優しく受け止めてくれたこの学校は、ここ最近の転校先では一番思い入れのあるものになった。 (さあ、帰ろう…)と振り向くと、そこには少し怒った顔をして、こちらにずんずん近づいてくる女の子がいた。彼女は俺が転校してからずっと、俺のことを気にかけてくれ、何かを世話を焼いてくれた子だった。 「ちょっと!!!転校するって聞いたけど本当なの?」 「…、あぁうん…、また親の転勤が決まってさ…、色々教えてくれたのにごめんな?」 「………ほんとう…なんだ…、わかった、じゃあ、明日やる夏祭りに絶対に来て!」 「絶対、絶対だからね!」 勢いに任せて俺の手を掴むと、無理矢理指切りをし...