素人

愛に餓えた 少女花園かなえ 何一つ不自由のない生活を送れる裕福な家庭で育った花園かなえ。 欲しいものは何でも手に入り、与えられて育てきた。 まさに誰もがうらやむ「お金持ちの家」の箱入り娘。 しかし、花園かなえの心の内は違った・・・。 そこには裕福ゆえの未熟ゆえの、孤独と苦悩があった。 両親は「’物’と’金’」は際限なくかなえに与えた。 それは両親なりの最大の’愛情’表現であり、両親にとっての愛の形であった。 だが〇いかなえが求めているものはモノでも金でもない、ただただ「一緒に楽しくおしゃべりしたり、楽しく過ごすこと」だけだった。 そんな一般家庭の「普通の日常」が花園かなえは欲しくて欲しくてたまらなかった。 ただ、それだけのことだった。 その両親に求める「愛情」と「承認欲求」は幼い頃から一度も満たされること無く、両親は仕事付けの毎日で寂しい夜を過ごす毎日。 花園かなえの心の虚しさは日に日に増していき、自らの手で心を埋めるかのように慰める。 そしてそれは、いびつな形で歪んでゆき『性行為』という形でしか満たすことができない、自分自身でわかっていても抗えない〇さゆえ、未熟ゆえの過ちを繰り返して...