時間が経つごとに消える手帳の文字たち、並ぶ名前の最後尾には貴方の名前。 貴女を悩ませるその手帳、買い取りましょう。
貴方が拾った手帳には、人の名前と年齢、性別、大まかな職業が書かれていた。それが幾つも並ぶ最後尾に、貴方の名前はあった。
それだけでも不気味な手帳だが、貴方は段々最初の方から消えていくことに気が付く。
自分の名前の番が来たらどうなってしまうのか、恐ろしさに困っていた貴方の元に一通のメールが来た。
「貴女のお困りのタネを買い取らせていただきます。場所は下記の通り───」
貴方はそれに縋って、店に向かった。
ソフトウェアトークの有○シロの二次創作小説となります。
不思議な代物を扱う店主 有○シロの怪奇小説をお楽しみください。